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Thu.

vol.182 「川上監督の野球教室」

 プロ野球のバッターで歴史に残る第一人者といえば、巨人軍の川上だろう。熊本県人吉市生まれ、熊本工業高校から巨人軍に入り、赤バットの川上として知られ、その後巨人軍監督となり日本一が連続九回、この記録が破られる事は無いだろう。バッターとしての川上もずばぬけてスゴかったらしく、実際試合を見た人から話を聞けば、打った球のスピードが並では無く、チャンスに対する強さも並ではなかったらしい。
 そんな川上監督、引退後は解説者になるが、これがつまらなかった。「もっとちゃんと打たなきゃだめですね」とか、「キチンと守る事が大事です」とかしか言わない。その後、少年野球教室で全国を回るが、取材に行って初めて川上監督に会った。どうせ名前だけのイベントだと思ったら大違い、ユニホーム姿の監督が小学生に腰の位置とかグラブのさばき方、大声で手取り足取り真剣に教えてる。「よし、いいぞ、その通り」という大声が忘れられない。教わってる子供もその親も、今教えてるおじいさんは日本一のバッターで、日本一の監督だったなんて知らなかったと思うけど。
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Mon.

vol.181 「ドームはキライ」

 野球を見るのが好きだった頃がある。春先の天気のいい日、いい風が球場を吹き抜ける。夏はナイター、やっと涼しくなった風に当たりながら、秋は少しだけ冷たくなった風がここち良い。
 中央線に乗って後楽園で降りて、十分も歩くと後楽園球場、いつも一番値段の安い外野席の木のベンチ、入場料は確か300円くらいだったと思う。映画をロードショーで見るよりずっと安かった。私が野球場で一番好きだったのが風、球場はいつもいい風が吹いていた。テレビでたまに見る大リーグの球場もドームが少ないのは球場の風を大事にしているからじゃないのかと思う。青空とベースボール、ポップコーンにコーラ、アメリカって感じだもの。
 後楽園にそんな明るさは無く、人気のある試合だとたくさんのダフ屋が出て、その声がうるさく、球場も少しジメジメしてて、ベンチの木は少し腐ってた。それでも当時は巨人のV9時代、王、長嶋が打って勝つ、そして巨人が優勝すると世の中の景気が良くなると言われ、その通り良くなっていったそんな時代だった。
11:54 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Fri.

vol.180 「シボレーカマロ」

 シボレーにカマロという車があった。70年代始めはまだまだアメリカ車の全盛時代、街をノシていたのはこのシボレー・カマロやポンティマック、ファイアーバード、フォード、ムスタングなどだった。どの車も国産車に比べて巾がやたら広く、前席がやたらたっぷりしていて、後席はほとんど小さな子供しか乗れない程狭かった。
 今の車と違ってやれ安全性だ空力だ燃費だとブチブチこまかい事を言わなくて、もっとずっと大らかな所がアメ車の良さ、どの車もスタイルが先にあって、後から、それに合わせて色々考えた様な型をしていた。つまりカッコが一番というわけだ。
 そんなシボレー・カマロに知り合いが乗って来た、近くまで用があるから一緒に行こうという、やたら長いドアを開けて乗り込むと白の革張りのシートがやたらデカイ、それに車が動くたびにキュッキュッと音がする、信号で止まると車体が左右にゆっくり揺れる、目的地に着いて降りようと思ったら、ドアがデカ過ぎて、トナリの車にぶつかりそうで開けなくなった。
15:36 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Tue.

vol.179 「フラミンゴのコーヒー」

 浅草の老舗ジャズ喫茶「フラミンゴ」のコーヒーは2千円である。本物の銀のトレーに水とコーヒーが乗って来る、コーヒーはブルーマウンテン、当たり前の事だが香り高く、とてもおいしい。
 近頃、こんな店が本当に少なくなった。いつも、いつも、行きたくもなく、行けるわけでもないが、たまに、ごくたまにこんな店でくつろいでいる時の気分は本当にいい。他店より圧倒的に高い値付けをするには、それなりに大変な事も多いはず、そしてそんな店がチラホラあれば、それは一つの文化となるだろう。
 いつか、本当にいつか、そんな日が来れば、十代の私はいつもそう思っていた。イギリスのバイク、ノートンは八十万以上もしたし、ギブソンのギターは三十万以上、JBLのスピーカーやマッキントッシュのアンプはそれぞれ四十万以上、でも私はいつかそんな物が欲しいと思い、いつもショーウインドー越しにながめるだけだったが、それでも十分楽しかった。
11:20 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Sat.

vol.178 「白熊になったロールスロイス」

 欲しいものは何でもそこにあり、そして何でも手に入る、それに本当に欲しいものってあんまり無い、今はそんな時代だと思う。
 欲望はいつだって羨望をともなうというのが私の考え、毎月福岡のメインストリート「西通り」で写真を撮ってるが、一緒に撮影を手伝ってくれる若いスタッフや学生は、フェラーリやランボルギーニが走って来ても、見向きもしない、むしろエンジン音が大きいので迷惑顔のことが多い。たまにかっこいいと振り向くのは何十年も前の車を大事そうに乗ってる人が来た時だけ、そんな車を見たら「いいなあ」などといっている。
 先日、白くて丸っこい大きな車が通った、デカイだけのカッコ悪い車、車好きの私も車種がわからず、新しくアメ車かとよく見たら、なんとこれがロールスロイス、そう思って見るとフロントにシンボルマークが立っている。えっ、これがロールス、オーラが全然無くなんだか白熊みたい。この新しいロールスを見た時は本当に悲しかった。かって憧れたスターが着ぐる身を着て出て来た様な気になった。
11:39 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Wed.

vol.177 「私達が望んだ事」

 あの頃が良くて今が悪い、年を取るとどうしてもそう思いがち、でも私の若い頃より今の若い人の方がずっと幸せなのかもしれない。
 三畳や四畳半のフロ無し共同便所の木造モルタルアパート、クーラー無し、冬はコタツだけ、今時そんな部屋に住んでいる若い人なんて聞いた事が無い。電話だってアパート入口にあるピンク電話、ごくたまに電話がかかってくると大家さんが呼びに来てくれた。自分専用の電話なんてユメの又ユメ、そんな事考えもしなかったし、実際自分の電話を持ったのは仕事で必要になってから。今ではケイタイにスマートフォン、さらに家にはパソコンだってある。
 ひょっとして今の若い人達の生活は、私達が若い頃に望んだ生活そのものかもしれない、いつでも友達や恋人と連絡が取れ、いつでも自分の好きな音楽を聞く事が出来、映画だって見ることが出来、ニュースも新聞も、本だって読む事が出来て、格安ショッピングも出来る、ああ!若い人がうらやましい!とは思わないけど。
12:10 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Sun.

vol.176 「可愛くて元気」

 学生にとって一番の悩みのネタが就職、これさえなければ楽しい学生生活だと誰もがいっている。そこで企業の面接を担当している友達に聞いてみた。
 「ねえ、どんな学生取るの?」「可愛くて元気な子、男も同じ」と、ミもフタも無い返事。思えば私達の時もそうだった様な気がする、あんな短い時間で、あれだけたくさんの学生を、判断出来るワケが無い。だからジミでクライ子より可愛くて元気な子、そうだよなとも思える。
 さて、あんまり可愛くも無く、元気良くもない学生はどうしたらいいのか?ひょっとしてフリーターになるしかないのか?それとも他に何かうまい事が?学生と話していていつも思うがプレゼンがヘタ、就職は自分をプレゼンテーションして入りたい企業に認めてもらう行為、だから相手企業にとって自分がいかに有用であるかをプレゼンテーションしなくては。
 さて、どうしたら、NO!!のインターン学生には個別指導しているのですが。
11:44 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Thu.

vol.175 「夢と自己実現」

 そろそろ退職の私達、同級生に聞いてみる「夢ってあった?」「あった様な気もするけど、何だったかなあ」まあそんなもんである。
 いつの頃からか、あなたの夢は何ですか。とか、自己を実現するにはどうしたらいいか?とか、そんな事を言われる様になって、夢なんか無いのに、実現したい自己なんか無いのに、それがなければいけない事のような世の中になってしまった。
 そりゃあ千人に一人万人に一人は実現したい自己があって、それを実現した人もいるんだろうけど、私の回りにはたまたまその仕事に、あるいはなりゆきでそうなったという人ばかり。世の中強い意志を持ってそうなった、そうなれた人なんてほんの一握、なまじ身に合わない夢を見たばかりに「アララ」となってしまう人がほとんど、だからまあ、そこそこの、どこにでもいる様な、そんな人になったらと書いて、ちょっとまって、そんな人、つまらないよ、あつかましく平凡な人程つまらない人はいないとも思う。
11:27 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Mon.

vol.174 「デジタル民主主義?」

 先日デジタルは民主主義という文章を書いたが、本当はデジタルは覇権主義、だって基本的なフォーマットを作ったら、当然の事として有料でそのフォーマットを使い続けなくてはいけない。アップルやグーグル、ヤフーにフェイスブック、どれもアメリカ育ちのフォーマットで、現在デジタルを使う人でそれ以外を使ってる人はほとんどいない。
 日本のドコモやauやソフトバンクも独自のフォーマットを持てず、このアメリカ製のフォーマットを使ってる、そしてもうけのほとんどは、およそ8割近くだと思うけど、フォーマット会社に入ってるはず。
 だからデジタルは覇権主義、それぞれに、それぞれの良さがあって富を分かち合うのでは無く、一つのフォーマットで世界を制したもの勝ちの世界、時計やカメラや車や、その他小さなメーカーでも、それを愛する人達に向けてコツコツ作るものと、大きな工場で、世界中の人向けに作るものとが共存出来る世界とは根本的に違う。こんな排他的な世界と付き合わなければならないのは、ヤレヤレである。
11:01 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Fri.

vol.173 「デジタルは民主主義」

 デジタルは民主主義、つまり色々なモノがデジタル化される事によって、誰の手にも簡単に使えるようになった。例えば写真、今では私の母親だってケータイで写真を撮って来る、そしてそれは実用上十分なクオリティを持ち、ハガキにプリントアウトして楽しんでる。本当にアナログ時代には考えられない事、デジタル民主主義である。
 今では、その事で生活をしていないたくさんのアマチュアミュージシャンやDJがCDを出す時代になった、そしてそのほとんどがデジタルマスター、アナログのマスターレコーダーを使ったというのは、ほんの一部のプロを除いて聞いた事が無い。そしてライブ録音もちょっとした機材で、昔は考えられないクオリティの音が録れる、つまり誰でもミュージシャンやDJとしてCDが出せるデジタル民主主義の時代になったのだ。
 さて、楽しみは楽しみとして、デジタルマスターのモノがこの先、30年、50年と価値あるモノとして残るだろうか?オリジナルプリントとして美術館に入ったり、中古レコード店で何万円もしたり、そんな時代が来るんだろうか?
11:34 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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