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Thu.

vol.207「五木寛之との出会い」

 ほとんど白髪になった頭をオールバックにして、いかにも作家でございますといったルックスの五木寛之ではあるが、そのデビューは忘れられないショックな出来事だった。なんだかしたり顔で仏教だの人生だのを語ってる彼にも、当然の様に、若く、不安なそれだけに胸が熱くなる様な小説を書いていた時期があった。
 いわゆる純文学のマジメさに、いま一つ相性が悪かった私は、好んで中間小説を読んでいた。そして手に取った小説現代の新人賞が五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」タイトルの面白さに読み始め、あっというまに読んでしまった。
 その頃、好きになりかけていたジャズを共産主義国家であったソヴィエトで、当然地下深しの所で演奏する若者達、バレたらシベリアに送られる、それでもジャズを演奏したい若者達。世界には、こんな若者達がいるのかを知り、とてもショックだった。そしてその後、ほんの少しではあったが、日本に入って来た東欧ジャズレコードを聞き始めた。
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Thu.

vol.206「月曜は最悪だ」

 アメリカの作家トムジョーンズに「月曜は最悪だと人はいうけど、火曜日だって同じさ」というタイトルの小説がある。もうストーリーは忘れてしまい、このタイトルだけを覚えてるが、このブルースから取ったというタイトルは、今でも素晴らしいと思う。
 このタイトルがピッタリだと思ったのは、私自身がそういう生活をしていたから。20代の中頃だったと思うけど、何のアテも希望も無く、お金が無いのでよく図書館で一日を過ごしてたような気がする。なるべく目の前の現実を見ない様にし、知り合いや友達と会わないようにし、ひたすら一日をやり過ごす。
 月曜も火曜も最悪だが、土曜や日曜も同じ。そもそも毎日同じ様な生活で、曜日の感覚が無くなってしまっていた。長い長いトンネルは、それがトンネルだとは気付かない程に日常になってしまう。このままではいけない、それは分かっている。でも、どうしたら,,,自分には何の才能も才覚もないんだもの。私が明るく元気な若者をあまり好きではないのは、この時代のせいかもしれない。
10:34 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Fri.

vol.205「雑誌のいい所」

雑誌
 私達は雑誌を作るのが仕事。日本人は雑誌が好きで、いつの時代でも単行本よりほんの少しだけ雑誌の売り上げの方がいい。そして雑誌の一番いい所は編集の仕事がとても大事なこと。つまりこの次にあれ、あれの次はこれ、とページを作る事が出来る。読む方はそんなつもりは無くても読んでしまう。そんなマジックにあると私は思っている。
 いい本屋さんは並びがいい。つまり限られたスペースの中でどの本を置いたらいいか、置く本と置かなくていい本、あるいはこんな本とか、忘れられていた本がポンと置いてあったり、そんな楽しみで私達は本屋通いをする。雑誌も同じ、全然興味が無かったのにたまたまとか、きっかけになって専門書を買ったりとか、つまり出会う筈の無かった出会いのある事の素晴らしさが雑誌にはある。
 ネットはあくまでランキング。でも誰の?そこに個人の思いは無く、ただデータとしてのランキングだけがある。いつも選ぶのは自分、そして結果はいつも自己責任、そんな責任押し付けられても。
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Fri.

vol.204「ジョニ白」

ジョニ
 ジョニ−ウォーカーに白ラベルがあるらしい。白じゃなかったかもしれないが、赤ラベル、黒ラベルの他にも、もっとずっと値段の高いラベルがあるらしい。
 私が学生の頃はジョニ白と言って、もっぱらサントリーの白ラベルを飲んでいた。これでも赤ラベル。レッドに比べたらなんて美味しいウィスキーなんだろうと思ってた。今ではジョニーウォーカーもスーパーで安く売っているが、当時は高級ウィスキーの代名詞、ジョニ赤で五千円、ジョニ黒で一万円、ちなみにサントリーの白が千円、大学生の初月給が四万円なかった時代である。医学生の部屋に飲みに行って角が置いてあり、金持ちは違うとびっくりしたそんな時代。
 学生は赤か白、就職したら角、課長になったらオールド、部長になったらリザ−グ、なんとなくそんな決まりがあり、飲みに行く店の格もそんな感じだった。車だってトヨタ車なら、新入社員でパブリカ、係長になってコロナ、課長でマークⅡ、社長がクラウン。何にでも順番があった。
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