FC2ブログ
--.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑
Tue.

vol.60 吉祥寺こんつぇると

060.jpg
 高校時代私にとって吉祥寺は特別な街だった、それはクラシック喫茶「こんつぇると」があったから。私の住む競馬と米軍住宅しかないガラッパチな街府中と違って、吉祥寺はハイソサエティな街だった。何がハイソサエティかもわかってなかったと思うが、「こんつぇると」があるだけで、そこに行くだけで、自分が少しだけハイソサエティに近づけた、そんな気がしてた。
 店は通りから少しだけ奥にあって、そこに行く5メートルほどの道は花壇になっていた。静かにドアを開けると中は薄暗い、小さな黒板に演奏中のレコード名が書いてある。小さなテーブルの一人席、座ると女の人が水を持って来て静かに、本当に静かに音がしないようにテーブルに置く。そして耳元で「何になさいます」という、他の客に聞こえない様に注文すると、今度はもっとゆっくり、静かに注文の品を運んで来る。そして又、音がしない様カップを置くとささやくような声で「どうぞ、ごゆっくり」といってくれる。私にとって特別な時間の始りだった。
スポンサーサイト
10:00 | 未分類 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
vol.61 鹿児島パーニカ | top | vol.59 カンコーヒー

Comments

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバック URL:
http://nomagazine.blog.fc2.com/tb.php/17-d63c3838
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。