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Wed.

vol.67 牛乳とベトナム戦争

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 夏に牛乳配達をした話は前に書いたが、配達が終るとバイクがものすごく軽くなる、90ccのカブだったが、それでもかなりのスピードが出る。仕事が終った爽快感もあってかなり飛ばしながら帰っていると、アメリカ軍の基地の中をジョギングしているアーミーが手を振っている、何の用かと近づいてみると牛乳を飲みたいという。配達のときは何本か余分に持って行ってるので基地の金網ごしに渡すとドルでお金をくれた。
 その日から毎日の習慣になり、私の配達が終る頃、いつも彼らは待ってくれていた、近くで見ると彼らは本当に若く、十代だった私とそんなに変らない様に見える。
 やがて夏休みも終りに近付き、私の牛乳配達のバイトも終りが近付く、最後の日、彼らにその事を告げると「オー、ノー」と残念がってくれる、最後の牛乳は私のオゴリだというと全員とても喜んでくれた。牛乳を飲み終え走っていく彼らを見てると悲しくなった、まだベトナムでは戦争をやっている、彼らだって行くかもしれない、「シー、ユー、アゲイン」そう叫ぶと、ゆっくり振り向いて笑った。
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