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Sat.

vol.120 アケタの店のマキ

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 日本人にブルースは歌えるかと聞かれて、「歌えるよ、だってホラ、マキは歌ってるじゃないか」と寺山修司はいった。そういえば浅川マキの初期の歌は寺山修司の作詞が多い。
 当時私が住んでた街から下って二ッ目の駅にそのライブハウスはあった。毎年一ヶ月、ずっとそのライブハウスに浅川マキは出ていて、いつも満員の観客、暗い店内にまっ黒な衣装、一本のスポットライト、ポツリと「よく、来たわね」というと静かに歌い始めた。
 浅川マキが似合う時代があったと思う。それは世の中に闇があった時代、だから彼女は自分のレコードがCD化されると、そのキンキンした音を認めることが出来ず、すぐにCD化を禁じた。そうだよね、浅川マキの声にCDの音は合わないもの。彼女が歌う深い闇はCDでは伝わらないもの。
 ライブが終りしばらく動けなかった。私の心の隅にある闇をやさしくなぐさめられた様な気がした。
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